早稲田大学法学部 鎌田薫ゼミナール

イベント

 鎌田ゼミではゼミ生同士の交流を深めるため、合宿や飲み会、野球大会など様々なイベントを行っています。

スキー合宿(2月上旬)

 新年度のゼミが始まる前の春休み中に、授業に先駆けてスキー合宿に行きます。新三年生と親睦を深めることを目的としているので、勉強などは一切なく、スキーや飲み会を中心とした遊び合宿です。
 この合宿で皆仲良くなり、ゼミでの発表も和やかな雰囲気で進められるようになります。昼間は大自然の中でスキー・スノーボードを満喫し、夜は遅くまでコンパで盛り上がります。コンパでは学年の隔てなく皆仲良くなり、また先生の飲み会での意外な一面に圧倒されつつ、親睦を深めることができます。

野球大会(5月下旬)

 慶応義塾大学の池田ゼミと合同での野球大会です。男子は軟式野球、女子はソフトボールを行います。神宮球場横の野球場を借りて行い、また池田ゼミvs鎌田ゼミの形態で行うので、早慶戦並の臨場感溢れる試合ができるかもしれません。とはいっても大抵は和やかな雰囲気で行われます。軟式野球、ソフトボールの2 試合ともに、鎌田先生・池田先生の両教授が出場されるので、先生方の普段教室では見られない活躍っぷりも見物です。
 野球大会の後は、池田ゼミと合同で飲み会を行い、親睦を深めます。他大学のゼミの雰囲気はまた違ったものがあるので面白いですよ。

夏合宿(8月下旬〜9月上旬)

 夏休み中に再び合宿を行いますが、春休み中のスキー合宿とは異なり、勉強主体のゼミ合宿になります。ここでも発表形式のゼミが行われますが、とにかく合宿の大半が勉強に当てられることになるのでかなりハードです。
 しかし、普段と違って三日がかりで勉強することができるので、通常のゼミでは時間の都合上検討できない深いテーマについて研究発表することができます。あるテーマについて深く考察する作業は、機会がないとなかなかできることではないので、その意味で大変有意義なものであると考えられます。また、三日間の勉強詰めに耐え切る忍耐力も養われます。

合同ゼミナール(12月上旬)

 鎌田ゼミのメインイベント。慶応義塾大学の池田ゼミと合同討論会を行います。毎年一人、日本の民法学界を代表する先生方を招待して、問題を出してもらい、それに対して早慶両校が異なる立場から立論を試み、質疑を経て討論を行います。
 基本的には、両校ともに3年生が主体となって、合同ゼミに参加することになり、また、立論作成にあたっては担当教員両者は何の誘導も干渉もしないのがルールとなっています。そのため、本番が近くなると、夜遅くまで立論作成及び討論の準備に追われ、相当ハードな時間を過ごすことになります。しかしながら、当日までの間、必死になってリーガルリサーチを行い、それをもとにゼミ員同士で議論を交わし、時にはこれまでにない新しい解釈論を自分達で作り上げていくその準備の過程こそが、ゼミの結束をさらに深め、かけがえのない経験になることは言うまでもありません。そして合同ゼミ当日は、鎌田・池田両教授の「代理戦争」のごとく、白熱した議論が展開されることになります。
 野球大会・合同ゼミともに終了後のコンパでは、お互いの健闘を称え合い、楽しい時間を過ごすことになります。また、これまで文献を通じてしか接することのできなかった一流の講師の方とも盃を交わすことができ、学問に対する意欲を大きくかき立てられることになります。

【歴代講師の方々】※いずれも所属は当時。

  • 第一回(1986年) 星野英一教授(東京大学)
  • 第二回(1997年) 川井健教授(一橋大学)
  • 第三回(1988年) 下森定教授(法政大学)
  • 第四回(1989年) 石田喜久夫教授(神戸大学)
  • 第五回(1990年) 好美清光教授(一橋大学)
  • 第六回(1991年) 加藤雅信教授(名古屋大学)
  • 第七回(1992年) 加藤新太郎氏(司法研修所教官)
  • 第八回(1993年) 寺田逸郎氏(法務省民事局第三課長)
  • 第九回(1994年) 野村豊弘教授(学習院大学)
  • 第十回(1995年) 星野英一教授(放送大学教授・東京大学名誉教授)
  • 第十一回(1996年) 瀬川信久教授(北海道大学)
  • 第十二回(1997年) 能見善久教授(東京大学)
  • 第十三回(1998年) 安永正昭教授(神戸大学)
  • 第十四回(1999年) 吉田克己教授(北海道大学)
  • 第十五回(2000年) 内田貴教授(東京大学)
  • 第十六回(2001年) 中田裕康教授(一橋大学)
  • 第十七回(2002年) 山本敬三教授(京都大学)
  • 第十八回(2003年) 奥田昌道教授(京都大学名誉教授)
  • 第十九回(2004年) 椿寿夫教授(大宮法科大学院教授)
 ※詳細は、第六回大会より『法学教室』(有斐閣)にて記事が掲載されているのでそちらを参照のこと。
 第六回大会(法学教室125号11頁)以下、138号、151号、163号、175号、189号、199号、210号、223号、235号、246号、258号、271号、282号にて掲載

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